Touch! Windows Mobileのプレスイベントにお邪魔してきました - その1

ちょっとレポートが遅くなってしまいました。memn0ckさんのご紹介で先週木曜に六本木ヒルズ森ビルのスカイラウンジにて開催されたTouch! Windows Mobileのプレス向け発表イベントにお邪魔してきました。一般公開は(カレンダーの上では)昨日11/22より12/25まで開催されます。


htc Nippon株式会社のデビッド・コウ氏(右)とMicrosoftの笹本氏(左)。演説はまず笹本氏から。笹本氏はW-ZERO3からはじまった日本のWindows Mobile Smartphoneの歴史と今後の展開について概要を説明されました。笹本氏はまだ手堅く無難な論調。通信の高速化がWindows Mobileというプラットフォームのパワーを発揮させること、国内複数キャリアが同一機種を採用するようになってきたことなどについて語られます。


デビッド氏は日本の企業名に「○○さん」と付けていたのがなかなか印象的でした。日本のイベントに参加されるうちに慣れてきたのかな?htc社のMicrosoft OSを採用した製品の歴史について説明されました。時間の都合もあってなにも補足がなかったのでしょうけれど、HP(COMPAQ) iPaqOEM提供などはhtcの実態をよく知らないひとが見たら一瞬はてな?かもだ。当blogを読まれるような方には説明するまでもないでしょうがhtcはOEM, ODMメーカーとしても日本国内にかなり以前からデバイスを提供してきていますね。なかでもDELL Axim x50vやhp h4150は往年の名機としていまでも人気なのではないでしょうか?


続いてMicrosoftの越川氏。笹本氏が概論的な論調であったのに対して具体施策について発表。この越川氏がもうハイテンションでしゃべるしゃべるw これまでわたしが見てきたMS日本のスピーカーとはちょっと違ったノリで楽しかったです。(って、こんなこと書いていいんだろうか?)


その試作の一端、アプリケーション面でのテコ入れ。開発コミュニティ発足やシェアウェアのラインナップ増強について。アプリケーションは年内に100タイトルを目指すそうです。開発コミュニティも正式に発足してキックオフイベントを開催するそうです・・・ってなんか白々しいですかね?ホーミンさん、offisnailさん、aviさんらがいろいろやってくださるんだと思いますw
個人的にはとくにWILLCOMの格安な定額通話プランにより日本のSmartPhoneユーザーは若年層が増えたと思っています。しかしクレジットカードを持っていない中高生はキャリア課金のようなかんたんな決済手段がないためシェアウェアの購入に対するハードルがやや高いのが現状。BBソフトダイレクトの場合はクレジットカードを除くとコンビニ支払いしか決済手段がないようです。せめてウェブ・マネーやiTunes カードのようなプリペイド決済手段があれば購買が盛んになるのではないかと思うのですが果たして。(これはまぁ、客観的な意見として。わたくし個人としてはポータビリティの確保が難しそうなキャリア決済や端数の金額を気にしてしまうプリペイド決済はあっても使わないでしょう。どれくらいいるのか把握してはいませんが、若年層やインターネットでクレジットカードの入力を嫌うようなひとに購入させる決済手段としては有効だろうということで)
ところでこの後行われた質疑応答にて越川氏がコメントされたのですが、SkyDriveは全世界共通プラットフォームであるもののフォト共有は日本独自に提供されるとのこと。flickrYouTubeに見られるように大容量ファイルシェアリングといえば写真、動画を共有したいという欲求からくるように考えられるのですが、なぜ米国本国ではなかったのでしょうかね?このフォト共有のためにMSの開発チームを日本に引っ張ってきてしまったらしいので、日本発、世界へ展開ということになるのかな?

イベント開催期間中にスカイラウンジではアバターを作成して仮想ラウンジのようなところにアップするアプリの提供が行われるそうです。このアプリ、かなり綺麗でいいカンジなのでイベント開催中と言わずに一般公開してくれたらなー/六本木ヒルズ森ビルのスカイラウンジを利用するようなカップルにどれだけ求心力を働かせることができるのかちょっと微妙な気はしますが。