最近話題の

ちょっとまとまらない、否定的な意見なんですが。

http://www.kozobiz.com/archives/01news/000089.html

上のblogの下の方にある「消費者側の問題」のところなんですが、注意したところで偽造されていたら消費者には気づきようがないと思うのですけれど、どうなのでしょう?消費者が自分で設計士に調査でも依頼すればよいのでしょうか?マンション選びの際に「耐震性」自体にも気を使えということなのかな?

個人的には「耐震性」のようなレベルのことも意識しなくてはならないという考えは賛成できなくもないのですが、提供する側が言い出すのは違和感を覚えます。安全は無償で手に入ると思っている日本人的感覚がそうさせるのかな?
そこを意識してもらいたいと言わざるを得ない「業界システム全体の問題」なのかもしれませんが。

  • 専門的なことは利用者に意識させないようにするべき
  • 利用者といえど基本的なことは理解するべき

という相反する(かな)二つのことに対する妥協点が、提供者と利用者の二者間で大きくずれていると不幸になると思います。コンセンサスとっている気になっているだけなのかな?

う〜ん。やっぱり、自分はたとえ気にするとしても世間一般の消費者が意識すべきということは言えないと思う。医者が「自分の罹っているものだけでなく、病気一般について治療はできなくても理解はしとけ」って言っているようなこととではないのだろうか?インフラってそういうものなんだろうか?

どうも極論すると行き着くところは職業人としてのプライド放棄になるような気がします。
まぁ、いい医者を選ぶというのと話は一緒なのかもしれませんが。
結局競争原理と性悪説で動いてしまうことになるのかなぁ・・・フィッシング詐欺に注意しろと呼びかける金融・セキュリティと同じなんだろうか?引っかかるとお金でなくて命を持ってかれる訳ですが。

ちなみに殺人未遂に相当するっていうのは私も思いますが、どうなんでしょう?ほんとに倒壊して人が死んだら業務上過失致死とかなるのでしょうか?