トライガン・マキシマム13巻よんだ

ぐはぁ、完結してない・・・
ところで内藤泰弘の描く戦闘シーンがわかりにくいというひとは多いみたいだ。かくいうわたしもわかりにくいと思っているひとりだ。何度も読み返して(見直して)、やっとどういう動きか理解できたというシーンが多い。
これはアメコミを意識したかのような描線の止め画は、日本の漫画に慣れ親しんだわたしたちの脳では、動画に変換するのが困難なのが原因でないかなぁと思った。内藤泰弘が動きを表現するのが旨くないとかいうひともいるだろうし、実際そうなのかもしれない。けれど、わたしが思うのは、動いているものには効果線が伴っているものだ、ブラーがかかってみえるものだ、という日本の漫画による先入観(刷り込みといってもいいかも)が大きな原因なのではないかなと。
そういう推測をしていて気がついたのだけれど、これはPS2くらいの性能の、ポリゴンのモーションにブラーをかけることができないくらいの世代のハードのゲーム画面の一瞬を切り取ったところに近いと思う。もしかすると、内藤泰弘がメディアミックスな路線で受けがよいのと関係するのかもしれない。(デキはともかくとして。GUNGRAVEは受けはよかったが、ゲーマーからの評判は悪かったようだ。)
同時にHELLSINGの9巻もよんだ。こちらはまぁ・・・ヒラコーの動きはわかりやすいよなぁ、と思った。古典的な漫画の記法に混じってほかに類を見ない表現も頻出するのに、(矢印とか)それでもわかりやすい。これはなんだろうなぁ、と思いつつも、普段書きなれないこと書いて疲れてきたので放り投げることにする。