IntelliSync大活躍
UX50のセットアップをしていたところ、HotSyncとIntelliSyncを併用できることに気が付きました。いまさらながらのことなのかもしれませんが。最新世代のPalmであるTreo650と、少し前の世代の(しかも日本語版でCLIE)UX50でPIMデータを同期させるうえで結構便利です。何が便利って、Contactsでふりがなを同期できるようになります。
少し前のHotSyncにはOutlookとの同期機能がなかったので、CLIEにはIntelliSyncがバンドルされていました。Treo650などに付属するHotSyncは標準でOutlookとの同期機能があるのですが、日本語化されていないためふりがなの同期ができません。
もちろん英語版PalmのPIMではふりがなの表示自体できないのですが、Adrexのような日本語対応アプリを使用したときに表示もソートもできない、少しもったいない思いをします。
これにはいろいろ対応方法・・・というか、運用テクニックが必要です(でした?)
ふりがななんて ┬─ 別のフィールドをふりがなにするよ派
いらないよ派 │ │
│ ├─ 会社名をふりがなにするよ派(王道派)
│ │
│ └─ 名前をふりがなにするよ派(中立派)
│
├─ そもそも不要だよ派
│ │
│ ├─ 俺の住所録には日本人はいないよ派
│ │
│ ├─ ソートが必要なほど知り合いはいないよ派
│ │
│ ├─ Contactsは使っていないよ派
│ │
│ └─ 漢字のままのソートで充分よ派
│
└─ データがそもそもふりがなだけだよ派(過激派)ふりがなは必要だよ派 ─┬─ MacOS XでEntourageコンジットだよ派
│ │
│ └─ なんでこれがMS製品なんだよ派
│
├─ ひたすら実機で手動で入力するよ派
│
└─ PalmDesktopで区切り文字を入力するよ派
・・・まぁ、冗談はさておき、比較的楽してコンジットする方法は以下の通りです。
設定方法は簡単ですが、これが必要な人の母艦の環境は多分少々特殊です。私はCLIE⇒Treoという使用遍歴なので、自ずからこのようなことになっていました。
インストール順序
設定方法
- HotSyncマネージャのCustomを起動し、Contactsの同期方法をdo nothingにします。Set as defaultにもチェックをいれます。これをしないと、次の一回しか変更が有効になりません
- IntelliSync環境設定を起動し、住所録だけにチェックを入れ、Outlookとシンクロにします。初回はエクスポートでもよいと思われます
この後HotSyncマネージャから再度Customを開いて、ContactsのコンジットがIntelliSyncになっていることを確認しましょう*1。もし設定をミスしていても、一種類のデータに対して複数コンジットが指定されているとコンフリクトエラーが発生するので重大な事態には陥りません。
後は普通にHotSyncすれば、ContactsのデータだけIntelliSync経由で同期されます。ふりがなに対応したアプリで見れば、表示もソートも可能です。
バンドル版のIntelliSyncを他のPalmに使用するのはライセンス違反だったと思いますが、これをしないと日本語版のCLIEでもふりがなが使用できないさみしい状況になるので。いつものことながら自己責任で。
一点気をつけておいたほうが良いのは、一度IntelliSyncをコンジットに使用した後は、Palm⇒母艦方向のコンジットでHotSyncを選択しないこと。母艦の住所録データが破滅的なことになるど。
ちなみにバージョン差異で機能しないのかもしれないのですが、CLIEバンドルのIntelliSyncでPalmDesktopと同期してみたのですがどうも反映されませんでした。
PalmのContactsはE-mailや電話番号のフィールドで先頭のものを表示するようになっているのですが、PalmDesktopではフラグを立てる操作で変更ができます。PalmDesktopが使えないとこれができないので少し面倒なのです。
*1:HotSyncがdo nothingなのはきちんとわかりますが、IntelliSyncの方は文字化けしています。上記手順のとおりにすると化けているリストのうちひとつだけOutlookとシンクロするように見えるはずです